16_書評:今の自分の仕事に疑問を持っている人へオススメする本
この本を手に取った背景には、今の自分の仕事に疑問と不安があると言うのがあります。
大企業でも副業が解禁され始め、国も会社も昔のように最後まで面倒をみてくれる保証がなくなりました。
そう思った時に「自分は今のまま一人で生きていけるのか」と不安になり、不安を解消できる本はないかと本屋をウロついていました。
そんな時に、サブタイトルの「会社のプロではなく、仕事のプロになれ!」この言葉が響き、ふとこの本を手に取りました。
この本の内容を一言で表すとしたら、「好きを仕事にする」ことについて書かれてる本です。
世の中に「好きを仕事にする」ことができている人はどのくらいいるのでしょうか。
「お金を稼ぐ」と「好きを仕事にする」ここは結びつきそうで、多くの人が結びつけられないでいる。
この本は、多くの人が悩んで、諦めていることについて、「本業」と「複業」を掛け合わせることで、実現することが可能であるということを伝えている本となっています。
あなたの好きなことは?
「好き」をやってみる。それが、はじめの一歩
「好きをやってみる」
そう言われるとすごく難しく感じます。
僕は行動する前に頭で考え、結局ブレーキがかかりなかなか行動できないタイプの人間です。
僕と同様なタイプの方も大勢いるのではないでしょうか。
しかし、この本を読んで少し考えが変わりました。
と言うよりかは、危機感を覚えたと言う方が正しいかもしれません。
この本を読んでいると、感情に反して行動しないことを選び続けると、本当にしたいことが見つかった時に「行動しようと思っても行動できない」そう言うことが現実になるのではないかと感じるからです。
好きと言われると多くの人は大層なことを考えます。
何度も何度も「これが本当に自分の好きなことなのか」と自問自答すると思います。
それが終わると、今度は損得勘定や、リスクを考える。
そんなこんなで結局行動しない。
ちなみに僕はこれ全部当てはまります笑
でも、この本を読んで思ったんです。
好きって感情に素直になっていいんじゃないか、もっとシンプルに考えて見ていいんじゃないか。
日々の生活の中で、何となく「こう言うことしている時楽しいな」そんな感覚を元にとにかく楽しそうな方へ行って見てもいいんじゃないか。そう思いました。
一度自分の感情に素直になって行動することができれば、今後も自分が好きなだと思うことにすぐに行動できるようになる。
それが、「好きを仕事にする」の第一歩だと実感しました。
仕事のプロを目指そう
自分の存在を会社に依存しているのが「会社のプロ」
この言葉を聞いた時「ドキッ」としました。
まだ新入社員として入社してから数年しか経っておりませんが、だんだんと会社の空間と言うものに慣れが付き始めていました。
仕事が楽しくなかったとしても、毎日会社に行くのが嫌だなと思ったとしても、多分心では「無心」で会社に向かっていたのだと思います。
「会社のプロ」は会社に依存するのに対して、「仕事のプロ」は仕事に依存しています。
会社の中でこの内容を相談するのは〇〇さんと行ったように、仕事の内容と個人の名前が紐付いている人っていますよね?
もちろんその業務に長い期間従事していた人がそう呼ばれるケースが多いとは思いますが、それはあくまで知識量の話です。
本当に「仕事のプロ」の人はおそらく必要な時に必要なだけの知識を集められる人です。
この本では多くの「仕事のプロ」の定義と仕事に対する取り組み方について書かれています。
この本を読んで「仕事のプロ」とはどんな人物なのかと想像を膨らませたと同時に、将来「会社のプロ」は生き残っていけないと強く実感しました。
好きを仕事に
「好き」を見つけ、それを「仕事のプロ」にまで高められた人は最強
「好きなことをやってみる」「仕事のプロになる」これの最終形が「好きを仕事にした、仕事のプロ」です。
本業の仕事が好きな仕事でない人も大勢いると思います。
そんな方は、その本業の中で1つの仕事・業務でいいので「仕事のプロ」になる意識を持ってみる。
そして、同時に本業とは別のフィールド(複業)でもいいのでとにかく自分の「好きなこと」を見つけ、それを実際に行動に移してみる。
これを一歩一歩積み重ねていくしか道はないんだと思います。
その道中で念頭に置いておかないといけないのは、「ビジネス的な視点」「顧客視点」この2つは忘れずに行動しないといけないと言うのを、この本を読んで実感しました。
まとめ
この本は、僕が株式投資やブログをはじめるに当たって背中を押してくれた本です。
「好きを仕事にする」
言葉で言うほど簡単ではありませんが、好きなことを見つけて実行し、本業で仕事のプロになり、「仕事のプロ」が好きを実行する。
このステップを著者の守屋さんの実体験をベースに分かりやすく書かれています。
また、この本の中で度々出てくる「一歩ずつ」と言う言葉。
好きを仕事にするのに最短距離はないのでしょう。
一歩ずつ一歩ずつ少しでもいいから前に進んでいくしか成長する道はない。
どんなにすごい人でも一歩ずつ歩んで今の地位にいる。
ただ、その一歩が正しい方向を向いているかどうかを判断してくれる人はいるとこの本を読んで思いました。
今のご自身の仕事に少しでも疑問を持っている人は、是非本書を手に取り「好きを仕事にする」ことについて考えてみて下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
カズ吉