08_株式投資:企業の財務体質チェック方法について
どうも。カズ吉です。
多くの投資家が企業の良し悪しを判断する際に財務体質をチェックします。
その中で、代表的に確認されるのが『自己資本比率』と『有利子負債』というのがあります。
今回はこの『自己資本比率』と『有利子負債』について解説して行きます。
自己資本比率とは
自己資本比率とは、返済する必要のない自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値です。
と言ってもあんまり腹落ちしませんよね。
要するに自己資本比率が高ければ高いほど資金が十分にあり、様々な選択ができる(事業展開など)=将来性があるという風に解釈できます。
皆さんも手元に使えるお金がたくさんあるとしたいことが増えますよね。それに近いイメージです。
一般的な指標としては、
50%・・・安全
40%・・・標準
30%以上・・・問題なし
30%以下・・・大丈夫かなぁ
みたいな感じです。
上場企業の平均は、だいたい40%ぐらいみたいですね。
リーマンショックのような大規模金融危機が起こった時に、自己資本比率が高いと安心ですね。
まぁ要するに自己資本比率が高いに越したことはないということです。
有利子負債
続きまして有利子負債についてです。
こちらは、利息をつけて返さないといけない負債、いわゆる借金のことです。
具体的には、銀行からの借入金や社債を合算した金額で表示されます。
企業の業種によって有利子負債の金額は異なってきます。
例えば、製造業などは機械や工場が必要ですので大きな購入費用(資金)がかかり、結果的に有利子負債が大きくなります。
有利子負債を意識する時は、同業他社と比較するもしくは、会社の純利益の10年分以内であればまぁ大丈夫、5年分以内であれば安全という一般的な指標に当てはまるかどうかで判断してみてください。
ローンで考えて頂ければ分かりやすいかと思います。
お金がある人でも住宅ローンを払っている人がいますよね?
手元にキャッシュを残しておきたい等様々な理由があるかと思いますが、将来的に安定して収入が見込めれば何ら問題はないはずです。
有利子負債も同じことで、きちんと企業の売上が伸びていれば問題ないと考えられます。
今回は、あまり聞きなれない言葉の説明であったかもしれませんが、今後会社選びの際に意識して頂けたらと思います。
第1回目〜第3回目までをまとめている記事もありますのでよかったら読んで見て下さい。↓
最後までお読み頂きありがとうございました。
カズ吉