13_株式投資:配当金と株主優待について
どうも。カズ吉です。
Twitterや雑誌など様々な場所で「高配当銘柄メインに投資」や「株主優待を貰って節約」と言うような言葉を目にしたことは無いでしょうか?
配当金や株主優待を目的に株式投資を行なったことがない方にとっては、「言葉自体は知っているけど、そもそもどう言うものなの?」と思うのではないでしょうか。
特に僕のように投資を始めたばかりの方にとっては、株価の売買で収益を出すよりもお得なのかなぁと考えることもあるのではないかと思います。
今回は僕がファイナンシャルアカデミーで学んだ『配当金』と『株主優待』について知識を還元していきたいと思います。
配当金
そもそも配当金とは何なのか
配当金とは「会社が得た利益(純利益)の一部を、株主へ還元する」ことを言います。
計算方法としては、「一株当たりの年間配当額 ÷ 買った時の株価」で計算できます。
会社は株主から預かった資金を使って事業を行い、その事業がうまくいったお礼として、株主へ利益を還元します。
これを配当と言います。
ここで間違えてはいけないのが、配当金は会社の「純利益」から還元されるということです。純利益が少なければ配当も減ってしまいます。
ちなみに純利益は、売上高から事業を営むのに使用したコストや税金を差し引いた純粋な会社の利益のことを言います。
※純利益は原則として株主のものです。
簡単な図にするとこんな感じですね。
純利益のうち配当金に回る割合を『配当性向』と呼び、日本の平均はだいたい3割程度と言われています。
残りの約7割は上の図に記載してあります『内部留保』という形で会社に残ります。
それでは内部留保について説明します。
内部留保
内部留保とは、大きくは会社が次の事業を展開するための資金として使われるお金のことです。
会社の中では「利益剰余金」という名前で置かれています。
実際、内部留保がなければ純利益の全てが株主に配当金という形で還元されるので、”純利益=株主のもの”という式が成り立ちます。
逆に内部留保の割合が増えれば増えるほど、株主が貰える配当金は減ってしまいます。
そうなると「じゃあ純利益は株主のものじゃないじゃん!」って思う人もいますよね?
僕はファイナンシャルアカデミーで最初に説明を受けた時、そう思いました笑
でも、よくよく考えてみて下さい。
会社が内部留保した資金を事業拡大に使いその事業が成功する、または収益力が増加すると会社の価値(株価)はどうなりますか?
上がりますよね?
上がれば結果的に所有している株の価値も上がり、株主に還元されることとなります。
なので、配当として還元されても内部留保されても会社の純利益は株主へのリターンとなるんです。”純利益=株主のもの”は結果的に成り立つんです。
まぁ内部留保した資金も使っても業績が下がるようであれば、投資家は泣くしかないですね笑
配当金が支払われるタイミング
配当金の還元されるタイミングは、企業によって異なりますが期末(期末配当)と第2四半期末(中間配当)の年間2回支払われることが多いです。
(支払い時期は、「決算短信」や「会社四季報」を見ると載っています)
配当金をもらう注意点としては、「配当利益確定日」に株を持っておく必要がります。
いつでもいいから持っておけばいいという訳ではありませんので注意して下さい。
上場企業の多くは、3月や9月に決算を迎える企業が多く基本的には「決算月の月末が権利確定日」になっています。
ただ、ここで特に注意をして頂きたいのが、実際には「配当利益確定日」の3営業日前に当たる「権利付最終日」に株を持っていないと配当や株主優待がもらえないという点です。
(3日前ではなく3営業日前です。休日・祝日はカウントしないでくださいね)
逆を言うとこのタイミングに株を持ってさえいればその後売却しても問題がないと言うことです。
また細かい話になりますが、実際に配当の支給が行われるタイミングは期末・第2四半期の1〜2ヶ月後で、支給金額(1株配当×持株数)から税金を引いた金額が支払われます。
配当金や株主優待が目的で株を買われる方は、最短一日でも株を持っていればいいと言う点を覚えていておいて下さい。(個人的にはちょっと不安でできませんが笑)
株主優待
株主優待とは
株主優待は、株主還元の1つで現物支給によるものです。
多くは、その企業の製品やサービス、それに対する割引などが提供されることが多いです。
現在、上場企業約3,700社のうち1,000社以上が導入しており、日本独自の株主還元策で会社から現物がもらえるとうことでお得感を感じられ、人気の制度となっています。
支給されるものとしては、その企業で利用できる金券や、入場券、商品、食品の詰合せ、会社によってはお米やカタログギフトなどを支給する会社もあります。
株主優待の詳細は、
などをチェックしてみて下さい。
一番正確なのは会社のホームページですかね。
株主優待が還元されるタイミングは、上記で記載した配当のタイミングと同じですので、最短一日でもその企業の株を保有していれば優待をもらえます。
配当金・株主優待の注意点
配当金や株主優待というのは決められた期日に保有しているだけで、企業から何かしらの還元を受けることができるという点でとても分かりやすく、人気があります。
ここでは、注意点とまではいきませんが「配当金・株主優待」を目的に投資をする場合に気にしておくべきポイントについて記載します。
株主優待で貰える商品の価値を調べる
株主優待で貰える商品やサービスは様々ですが、「本当に株主になってまでその商品をもらうことに価値があるか」について一度考えてみて下さい。
株価が割安で且つ今後業績が上がる見込みがあるのであれば是非株を買うべきですが、その見込みがないのに株主優待が目的だけで株を買うのはリスクが高いと思います。
それであれば、メルカリなどで安く手に入れる方が得策かと個人的には思います。
株主優待をお得に受け取る
配当金に関しては「持株数×一株当たりの配当」で持っている株数に還元される金額が比例するのですが、株主優待はたくさん株を持っていてもその株数に比例しないことが多いです。
大体は、100株の時が一番還元率がよくなっていることが多いです。
ですので、お得に株主優待を受けたいのであれば名義を分けて株を保有することをオススメします。(名義を分けることができる方に対しての情報で申し訳ありません)
一人が300株保有するより、100株を3人で保有する方がお得になることが多いので、もし株主優待を受けたい企業があるようでしたら比較してみて下さい。
まとめ
今回は「配当金と株主優待」について記載させて頂きました。
少しは為になりましたでしょうか。
高配当株や株主優待を目的とした投資が増えてきておりますが、もし初心者の方がこの2つを目的とした投資を行う予定であれば、今後も本当に配当や株主優待が継続して還元されるかをきちんと考えてから行なって下さいね。
配当金や株主優待は、前述しました通り会社の儲け(純利益)から支給されます。
これは儲かっている時に還元されるものというのが重要で、儲からなくなったら配当や株主優待が減る・無くなる可能性もあります。
そうなると株を買った時より株価も下がり、配当や優待も下がる・無くなるといった投資家にとっては踏んだり蹴ったりな状況になってしまいます。
この点は忘れず、投資を楽しんで下さい!
今後「高配当や株主優待」を目的とした投資を検討している方にとって意味のある記事になっていれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
カズ吉
12_株式投資:そもそも株式投資とはどう言うものなのか
どうも。カズ吉です。
やっと一週間が終了しましたね。皆さまお疲れ様でした。
株式投資の勉強をしているとテクニカルなことや企業の業績の見方など投資をするのに必要なことを優先的に学びたくなりますよね。
人によって株式投資をする理由は千差万別ですが、多くの人が「お金を増やす」ことを目的としているはずですので、儲けるための知識を学ぶのは当たり前です。
ただ、僕が通っているファイナンシャルアカデミーでは『そもそも株ってどう言うものなのか』についてもきちんと解説してくれて、総合的に株式投資について学ぶことができるので結果的に株式投資を身近に感じることができます。
これってすごく大切なことだと考えていまして、何事も本質を知らないと失敗した時に自分自身を疑ってしまい次を踏み出すのが難しくなったり、酷ければ取り組むことを辞めてしまうといったことに繋がると思います。
やはり、何かを長期間に渡って楽しく取り組むためには「本質を知る」が必要不可欠だと思います。
今更ではありますが、今回は「株式投資の本質、そもそもどう言うものなのか」についてご説明したいと思います。
株式投資の基本について
株って何?
株式って会社の所有権なんです。なので、株を少しでも持っている人はその持っている株式分だけの部分オーナーって言う立ち位置になるんでよね。
その恩恵として株主総会に参加でき、その場で意見を言え、配当金を貰えたりします。
株式投資をしていく中でほとんど意識をすることはないと思いますが、「株式を持つと言うことは、その会社のオーナーになる」と言うことを意識してみてはいかがでしょうか。
株の流れについて
株の市場には2種類あります。
・プライマリーマーケット:発行市場
・セカンダリーマーケット:流通市場
それぞれについて解説していきますね。
・プライマリーマーケット(発行市場)
企業が新しく株を発行してその株を投資家が購入する場所です。
そこで初めて企業は資金を獲得することになります。
個人投資家が株を購入できるのは、新規上場時に株を発行するタイミングと上場後に追加で発行するタイミングです。
ただ、多くの株式投資家が株を売買するのはこの市場ではなく、次で説明するセカンダリーマーケット(流通市場)の方です。
プライマリーマーケットは分かりやすく言うとと、IPO株(新規公開株)・PO(公募増資・売出し)のことですね。
・セカンダリーマーケット(流通市場)
こちらは、既に発行されている株を投資家たちが互いに売買を行う場所です。
この市場で僕たちがどれだけ株の売買を行なったとしても、直接企業にお金が入ることはありません。
上場する理由
ここまで説明すると多くの人が「じゃあ何で企業は上場すんの?」と考えると思います。
何ででしょうね笑
ちゃんと企業が上場するには理由があります。当たり前ですね笑
企業が上場する理由は大きく5つあると考えます。
やっぱり上場企業と聞くと「おー大企業だね!」ってなりますよね?
簡単に言うとそれが一番大事なんです。
上場するために、様々な面倒な手続きをしてでも上場したい理由はそう言うことなんですね。
取引所の種類
株式市場は証券取引所で行われていますが、日本には4つの証券取引所が存在しています。
多くの方が知っているのは「東証一部」って言葉ですよね。
こちらは、『東京証券取引所 第一部』の略称です。
ここでは、日本にある証券取引所の種類について説明します。
→第一部(大企業が上場)
→第二部(中堅企業が上場)
→マザーズ(新興企業などが上場)
→ ジャスダック(新興企業などが上場)
→第一部
→第二部
・札幌証券取引所=札証
→本則市場
→アンビシャス
・福岡証券取引所=福証
→本則市場
→Qボード
インカムゲインとキャピタルゲイン
この言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
ここは簡単に説明しておきますね。
・インカムゲイン→ 配当や株主優待など保有しているだけでお金がもらえること
・キャピタルゲイン→株価の差によって利益を得ること
ちなみにですが、現在の日本企業の平均配当利回りはだいたい1.5〜2%ぐらいのようです。
株式投資は投資家に有利にできている
実は、株式投資って投資家に有利にできているんですよね。
ちなみに株で儲けやすくなっていると言う意味ではありません笑
例えばですが、会社が倒産した場合、保有している株価は全く価値がなくなってしまいます。でも、どんなに企業が膨大な損失を抱えたとしても、投資家が損をするのは投資していた金額までですよね?
逆に、会社が成功している場合、投資家は莫大な利益を得ることも可能です。
要するに、株式投資を行なっても損失額には限界があり、利益には限界がないと言うことです。
株式投資にはもちろんリスクがありますが、リターンと比較した時には投資家にとって有利なものであると言えます。
これを考えると、やはり株式投資は最悪無くなったとしても生活に支障の無い余裕資金で投資をするのが一番良いのでしょうね。
まとめ
今回は株式投資とは何なのかについて僕が理解している内容を還元させて頂きました。
おそらく株式投資の本質の一部分でしかないと思いますが、上記のことを知っているだけで株式投資の大枠が見えてきて、これまで勉強してきたこと、これから勉強することが理解しやすくなるのではないでしょうか。
今回ご説明したことは、ファイナンシャルアカデミーの15回ある授業の内の1回の更に半分の内容でしかありません。
もっと言うとその半分も全てお伝えはできていません。
そう言う意味では、高いお金を支払う必要はありますがファイナンシャルアカデミーに入校して最大2年間集中的に株式投資を勉強するのは株で結果を出すのに近道なのではないかと感じます。
もし、少しでもファイナンシャルアカデミーに興味を持った方がいましたら、とりあえず「無料セミナー」に参加してみることをオススメします。
一番大切なのは頭で考えるだけではなくとりあえず行動してみると言うことです。
無料ですし、価値がなかったとしても損するのは時間だけです笑
この記事が株式投資家の方にとって少しでも意味のあるものであれば嬉しく思います。
カズ吉
11_【図解】株式投資:株式投資初心者のための「株の売買方法」
どうも。カズ吉です。
前回の記事で『成行・指値・逆指値注文』について解説しました。
ただ、株式投資初心者の方からすると「えっ、注文のパターンはわかったけど、そもそもどうやって株買うの?」って思いますよね。
自分の大切なお金を入力方法を誤ったりして損するのだけは避けたいですよね。
ご説明する順番が逆になってしまい、申し訳ございませんでした。。。
今回は、キャプチャー付きで一般的な株の売買方法について解説したいと思います。
証券会社によって様々な注文方法がありますが、今回は僕が使用している『楽天証券』の注文の流れを見ていきます。
口座開設
株式投資を始めるには必ず必要となるのが『証券口座の開設』です。
実際に株の売買が行われるのは証券会社ではありませんが、正直そこら辺の細かい内容は知ってても知らなくても特段投資に影響が出るわけでありませんので、割愛しますね。
証券会社選びのポイント
世の中には証券会社が100以上も存在します。
ただ、その中から全社を比較していく必要は一切ありません。
そんなことに時間を使うのであれば、銘柄選びをしている方が有意義です笑
では、証券会社を選ぶポイントについてご説明しますね。
①売買手数料
②投資情報
③トレードツールの使いやすさ
④取り扱い市場
⑤注文方法の種類
などが世間一般で言われるポイントです。
あとは自分に合った証券会社を選べばいいだけです。
ただ、実際大手企業間での比較をするとサービスにあまり大きな差はありません。
正直好みの問題ですね。
ちなみに、ネット証券の顧客上位会社は、
などです。
まぁどこも有名な大手企業ですので、この中の一社を選んでおけば問題ないかと思います。
(各会社のURLを貼りたかったのですが、如何せんブログ初心者で貼り方が分かりませんでした。口座開設される方は、ご自身で調べてお申し込みをして下さい。ごめんなさい、いつかURL付きに変更しておきます。。。)
個人的には、いずれ上記6社全ての証券口座を開設して皆様にレビューしたいとは思っていますが、株の初心者はまず株の売買に慣れることが最優先事項だと思いますので、一旦は深く考えず『SBI証券』か『楽天証券』を開設することをオススメします。
開設する証券会社が決まりましたら、あとは指示通りに情報を入力していくだけです。
その中で少し迷うであろう『特定口座』についてだけ触れておきます。
特定口座について
株の取引で得た利益や損失と言うのは、年ベースで損益を通算して、最終利益額に対して約20%(細かくは、20.315%)の税金を支払わないといけません。
その取り扱いついて、開設のタイミングで選択する必要があります。
の三つの選択肢が存在します。
結論から言いますと、『特定口座(源泉徴収あり)』を選択すればほとんどの方は問題ないかと思います。
3つの違いについて簡単に解説しておきます。
・特定口座(源泉徴収あり)
株の損益計算を証券会社が行ってくれますので、損益通算をして儲かっている場合は税金の徴収を自動で行なってくれます。→確定申告なし
もし、損益通算してマイナスになった場合でも自分で確定申告することはできますので、深いことを気にせず投資に集中できます。
・特定口座(源泉徴収なし)
基本的には『特定口座(源泉徴収あり)』で問題ないかと思いますが、こちらにもメリットはあります。
それは、年間の売買利益が合計20万円以下であれば確定申告をする必要がない。つまり、税金の支払いが実質的に免除されます。
もし、20万円超えた場合は証券会社が作成した「年間取引報告書」を元に確定申告を行えば問題ありません。
・一般口座
こちらは、『特定口座(源泉徴収なし)』の時と同じメリットがあります。
上記と違うのは、確定申告の際に提出する書類を証券会社が作ってくれるか、自分で作るかと言う点です。
一般口座は自分で売買損益の計算書を作って提出しないといけません。まぁ超面倒ですよね笑
色々と書きましたが、ややこしく感じた方はとりあえず『特定口座(源泉徴収あり)』を選択しておいて問題ないと思います。
あとは、ネット証券会社にした方がいいことだけは一応お伝えしておきますね。
色々理由はありますが、一番の理由は「手数料が安い」ということです。
ここはあまり気にしないで大丈夫です。
株の売買方法
では、本題に入っていきます。
取引種類を選択する
取引の種類も何種類かありますが、株初心者の方は『現物取引』を選択するようにしてください。
現物取引は簡単に言うと『自己資金だけで株を買う』『保有する株だけ売れる』と言うほとんどの人が知っている取引のことを指します。
他にも「信用取引」や「ミニ投資」などもありますが、一旦は気にしないで問題ないと思います。
それでは、購入の流れを説明していきますね。
まず、使用するサービスは楽天証券の『MARKET SPEED』(PC用)と『iSPEED』(スマートフォン用)です。
また、今回説明するのは一般的な流れのみ且つスマートフォン専用サイト「iSPEED」の画面イメージのみでの説明になりますので、ご了承下さい。
※注文方法は、PC用でもスマホ用でも基本的には変わりません。
iSPEED売買方法
①「注文」ボタンから「現物買い」をクリック
(出典:楽天証券「iSPEED」)
②「現物買い」を選択
(出典:楽天証券「iSPEED」)
③「①〜⑥」までの内容を入力・選択して注文
(※④預かり区分は、基本的には自分が申し込んだ区分が反映しているはずです)
(出典:楽天証券「iSPEED」)
(出典:楽天証券「iSPEED」)
たったこれだけです笑
もはや説明するほどのことでもなかったかもしれませんね。
(画像の切り貼りに苦労しました笑)
売却する場合は、「現物売り」を選択すると保有銘柄一覧が出てきますので売却したい企業を選択し株数を入力すればOKです。
今回は、株を買う流れについてご説明しました。
これで株を買うための準備は整いましたので、あとは実際に購入してみるだけです。
一緒にいい銘柄を見つけて株式投資を楽しんでいきましょう。
カズ吉
10_【図解】株式投資:成行注文・指値注文・逆指値注文について解説
どうも。カズ吉です。
株式投資を勉強中の方で株の基本的なことは理解した、証券口座も作った、注文したい企業も見つけた、よしいざ尋常に勝負と意気込んで注文画面を見てみると『成行注文・指値注文ついては逆指値注文を設定して下さい』と出て何だそりゃ?と感じた方はいないでしょうか。
と言うか、僕も最近まで知りませんでした。。。
指値注文や逆指値注文とか言われても何だよそれ!って思っていました笑
今回は、株の売買の基本である『成行・指値・逆指値注文』について説明したいと思います。
株の売買の基本
株の売買注文の仕方には、値段を指定する方法と指定しない方法の2種類あります。
成行注文
成行注文は言葉のままで、『相場の流れに合わせる』=『とりあえずいくらでもいいから買います、売ります』と言う注文方法になります。
メリット
すぐ売買できる点です。→すぐに現金化できると言うことですね。
※適当に売買される訳ではなく、一番安い値段で買い注文を出してくれます。
デメリット
予想外の高値や安値で売買される可能性がある点です。
→基本的には、自分が見ていたチャートの値段で売買できますが、大量の注文が入ったりすると値段がずれることがあり想像していた値段と異なることがあります。
指値注文
値段を指定する方法を指値注文と言います。
例えばですが、「100円で指値の買い注文」を出したとします。
これは、「100円以下なら買います!」と言う意識表示になりますので同じように「100円以下で売ります!」という方がいれば取引が成立します。
売り注文はこの逆で「100円以上であれば売ります!」と意思表示し、株価が100円以上になったら取引が成立します。
メリット
売買価格を自分でコントロールできる点と事前に注文ができる点です。
→成行注文のように気に入らない値段での約定がなくなると言うことですね。
また、日中仕事をしている方でも株の売買ができるようになります。
デメリット
売買成立のタイミングが遅れる点です。結果売買が成立しない可能性もあります。
→株が購入できないまま株価が上昇したり、逆に売れないまま株価が下落してしまう可能性があります。
逆指値注文
逆指値注文が初心者投資家が一番混乱する部分だと思います。
これは、「指定した値段より株価が上がれば買う」逆に「指定した値段より株価が下がれば売る」と言うものです。
①逆指値で買い注文
②逆指値の売り注文
よく使われる逆指値の活用方法は、損切り(ロスカット)に用いる方法です。
(②番の手法ですね)
株式投資に慣れている人でもなかなか損切りができず、損失を膨らませてしまったということをよく聞きます。
投資をしていると感情が入ってきて、いつかは株価が戻ってくると期待してしまいますよね。
誰でも損はしたくないので、その損を自分で確定させると言うのは難しいものです。
ただ、感情は結果的に損失を膨らませることの方が多いので機械的に損を確定して次に進む、そのために使われるのが逆指値ということです。
要するに投資で一番重要と言われる、『リスクヘッジ』に使われるということですね。
まとめ
なかなかややこしい内容でしたが理解して頂けましたでしょうか?
個人的には初心者の間は、買い注文は成行注文でとにかく株を購入することに慣れる。但し、最低限のリスク管理として一定の割合で逆指値を指定し損が膨らまないように調整しておくという手法を用いたいと思います。
まぁどこかのタイミングで「あー逆指値の金額をもっと下げておけばよかったー」と思う時が来そうですが、最初は機械的に行動していきたいと思います笑
この記事が株式投資初心者の皆様に少しでも意味のあるものになって頂けたら嬉しく思います。
また、株の購入方法についてキャプチャー付きで解説しますね。
順番飛んじゃいましたので。。。
カズ吉
09_株式投資:株式投資に必要な知識は全てファイナンシャルアカデミーで学んだ②
どうも。カズ吉です。
これまでファイナンシャルアカデミーの広告をどこかで目にしたことがあると言う方は結構おられるのではないでしょうか。
まぁめちゃめちゃ広告打ってますもんね笑
もちろんその中で気になり無料セミナーに足を運んだ方もそれなりにはいらっしゃると思います。
しかし、実際に30万円という高額な入学金を支払って入校した方はほとんどいないのではないでしょうか。
おそらく多くの人が、30万円もあればその金額を投資に回すわ!と考えると思います笑
僕自身も最初はそうでした。
ただ、僕は本やネットの情報で学んだ知識だけでこれから長い間株式投資を行うのが怖い、お金を払って学べば元を取るために本気でやらざるを得なくなると考えたため入校することを決めました。
要するに、お金持ちになりたいと言うのが本音で、そのためだったら先行投資ぐらいするよと言うことです笑
今回は全15タームの内3タームを終えて感じた生の声をお届けしたいと思います。
株式投資に興味のある方、ファイナンシャルアカデミーに興味のある方は是非読んでみてください。
vol.1 株式投資の基本
最初の授業では、株式投資を行う際必ず意識をしないといけない『3つの基本』と『会社四季報の読み方』について学びました。
■3つの基本
①『業績が拡大傾向』
②『PERが一桁』
③『株価トレンドが上向き』
株式投資を行なっている方からすると当たり前すぎるわ、そんなことよりどんなテクニックを使ってチャートを読むかが重要なんだ等々思われるかもしれませんね。
ただ、初心者目線から言うと初回の導入部分で「この3点だけは暗記して、どんな状況でも忘れないで下さい」と言われると株式投資を行う上での自分の指標ができた感じがしてその後の説明が理解しやすかったです。
これが、いきなりテクニカル的なことから始まってしまうとそのテクニカルが一番大切なのかと最後までそのことから離れられないような気がします。
株式投資初心者が、体系的に勉強しきちんとした土台(基本)を身につけるにはファイナンシャルアカデミーは正解だったのかなぁと感じた初回授業でした。
vol.2 買いタイミングの考え方
第二回目では、『株価チャートの基本的な見方』と『会社の財務体質のチェック方法』について学びました。
株価チャートの基本部分では、「ローソク足」の見方から「移動平均線」の見方などを講師の方と一緒に実際のチャートを見ながらどこが買いタイミングなのか、なぜこの部分では株価が急激に上がったのかなどを一緒に考察していき、株価チャートに慣れていきました。
財務体質チェックの部分では、『PBR』や『キャッシュフロー』等の説明を受けました。
最後には、これまでに学んだ知識のみで投資ができる二つの手法を教えて頂き、授業は終了しました。
全体を通して、成功パターンと失敗パターンの両側面から知識を提供してもらえるので、株式投資に対して凄く安心感を持ちました。(元々、株式投資に対して不安感の方が多かったので。。。)
ちなみに今回様々な会社のチャートを見ていったのですが、一度も購入を勧められることはありませんでした。
vol.3 売りタイミングの考え方
この回では、『売りタイミング』と『リスク管理』について勉強しました。
利益を確定する目標株価の設定について重点的に説明がされました。
もちろん上の目標と下の目標の両方の設定方法についてです。
その他にも、「株式投資で成功するための姿勢」についてや「ニュースや全体相場」
との関連性についても合わせて説明を受けました。
あと、投資スタンスについても説明がありましたね。
とにかく中立的な立場ということに拘っており、何事も断定せずメリット・デメリット両方を伝えてくれるので授業を受けるごとに信頼が増しているような気がします。
まぁこれで実際の投資に成功しなければ、全然意味がないんですけどね笑
今回ファイナンシャルアカデミー側からは、「vol.1〜vol.3をもって株式投資を始めるまでに最低限必要な知識を伝えました。ここからは、実際に投資を行い経験値を高めながら勉強していきましょう」とアナウンスされました。
一旦、最初の導入部分はここで終了ということのようです。
まとめ
vol.1〜vol.3までの授業を受けてみて感じたことは、
①とにかく中立的な立場に拘る
→中立的だからといって、授業が面白くない訳ではありませんよ笑
②小手先ではなく本質を学ぶためのカリキュラムである
→要するに、体系的に学ぶことが成功するための近道ですよということですね
株式投資に関する手法や情報が溢れ返っている今の世の中で、個人で正しい情報や知識を身につけたり自分に合った手法を見つけるというのは本当に大変なことだと思います。
ファイナンシャルアカデミーで教えられることが、全て正しく絶対に自分に合っているとまでは思いませんが、投資を行う上で必要となる基礎は身に付けられる環境だと思います。
基礎ができて初めて応用に手が出せるようになる、人によっては基本に忠実にと言う方もいるかと思いますが、ただどちらにしろ基礎無くして何事も成功しないといのが僕の考えです。
その上でこのような方にファイナンシャルアカデミーをオススメします。
・株式投資を始めてみたいが独学で始めるのには勇気が出ない方
・独学で頑張ってきたけど、なかなか結果の出ない方
・投資に限らず、始めたことが長続きしない方
・基礎を身に付け、これからずっと株式投資を行いたい方
ファイナンシャルアカデミーは学校ですので、入学にはお金を払わないと(先行投資)いけませんが、独学で勉強するよりは色々な知識が得られますし、方向性を間違うことも少ないかと思います。
また、他にもたくさんの受講生がいますのでモチベーションを保つことも容易にできます。
何事も一人だとなかなか続かないですよね。。。
3回の授業を終えて思うことは、まぁ授業料は高いですが、現状はファイナンシャルアカデミーに入校したことに後悔していないと言うことです。
この記事を読んで少しでも興味の湧いた方は、まず無料セミナーに参加してみてはいかがでしょうか。
P.S ファイナンシャルアカデミーの回し者ではありませんよ笑
カズ吉
08_株式投資:企業の財務体質チェック方法について
どうも。カズ吉です。
多くの投資家が企業の良し悪しを判断する際に財務体質をチェックします。
その中で、代表的に確認されるのが『自己資本比率』と『有利子負債』というのがあります。
今回はこの『自己資本比率』と『有利子負債』について解説して行きます。
自己資本比率とは
自己資本比率とは、返済する必要のない自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値です。
と言ってもあんまり腹落ちしませんよね。
要するに自己資本比率が高ければ高いほど資金が十分にあり、様々な選択ができる(事業展開など)=将来性があるという風に解釈できます。
皆さんも手元に使えるお金がたくさんあるとしたいことが増えますよね。それに近いイメージです。
一般的な指標としては、
50%・・・安全
40%・・・標準
30%以上・・・問題なし
30%以下・・・大丈夫かなぁ
みたいな感じです。
上場企業の平均は、だいたい40%ぐらいみたいですね。
リーマンショックのような大規模金融危機が起こった時に、自己資本比率が高いと安心ですね。
まぁ要するに自己資本比率が高いに越したことはないということです。
有利子負債
続きまして有利子負債についてです。
こちらは、利息をつけて返さないといけない負債、いわゆる借金のことです。
具体的には、銀行からの借入金や社債を合算した金額で表示されます。
企業の業種によって有利子負債の金額は異なってきます。
例えば、製造業などは機械や工場が必要ですので大きな購入費用(資金)がかかり、結果的に有利子負債が大きくなります。
有利子負債を意識する時は、同業他社と比較するもしくは、会社の純利益の10年分以内であればまぁ大丈夫、5年分以内であれば安全という一般的な指標に当てはまるかどうかで判断してみてください。
ローンで考えて頂ければ分かりやすいかと思います。
お金がある人でも住宅ローンを払っている人がいますよね?
手元にキャッシュを残しておきたい等様々な理由があるかと思いますが、将来的に安定して収入が見込めれば何ら問題はないはずです。
有利子負債も同じことで、きちんと企業の売上が伸びていれば問題ないと考えられます。
今回は、あまり聞きなれない言葉の説明であったかもしれませんが、今後会社選びの際に意識して頂けたらと思います。
第1回目〜第3回目までをまとめている記事もありますのでよかったら読んで見て下さい。↓
最後までお読み頂きありがとうございました。
カズ吉
07_株式投資:PERとPBRを解説
どうも。カズ吉です。
前回の記事で『PER』と言う言葉について触れましたが、そもそもPERとは何ぞやと思っている方はいませんでしょうか。
今回は、『PER』と合わせて『PBR』について書いていきたいと思います。
PERとは
PER=株価収益率 のことを言います。
計算式は、『株価÷一株益』もしくは『時価総額÷純利益』 となります。
株価収益率と言われてもピンと来ない方が多いかと思いますが、簡単に言えば会社の稼ぐ力(収益力)に対して何倍の力(値段)があるのかと言うことを示しています。
PERは、『その企業の株価が割安なのか割高なのか』を測る指標として使われ熟練の投資家でも意識する重要な指標となっています。
PERの変化としましては、株価が上昇すればPERは上がりますし、逆に株価が下降すればPERは下がります。
一般的にはPER10倍〜20倍の企業が多く、15倍が平均と言われています。
PERだけを確認して株式投資を行う訳ではありませんが、企業選びを行う際は『業績がよく、商品・サービスの独自性が高く、上昇トレンドor横ばいトレンド』+『PER10倍前後』と言うのを意識してみるのはいかがでしょうか。
皆さんもいい商品を安い値段で買いたいと思いますよね?
株式投資でも同じことが言えます。
それを表す指標が『PER』になりますので、企業の業績等と合わせて確認してみて下さい。
PBRとは
PBR=株価純資産倍率 のことを言います。
計算式は、『株価÷一株純資産』 となります。
一株純資産とは、純資産を発行済株数で割ったものです。
こちらも株価が割安かどうかを判断する時に使われる指標の一つになります。
PERは、収益から見た割安さであることに対して、PBRは、資産から見た割安さと言うことになりますね。
そもそも純資産とは、会社の総資産から負債を引いた金額ですので、純粋な会社の資産ということです。
これは、株主が権利を持つ資産になりますので、万が一会社が解散すれば株主に返却されます。
ただ、純資産と一口に言ってものれんや設備、備品など様々であり、継続して事業を行うことができるのであれば必要なものになりますが、解散して手放すとなるとあまり価値を発揮しないものも含まれていたりします。
僕は初心者ですので、『企業の収益力=PER』を一番大切な指標として、PBRは一つの評価として知っておく程度にしておこうと思います。
ちなみに、PBRの使い方としては、PBR1倍以下が割安と言われています。
ただ、PBR2〜3倍であっても割高で狙い目企業ではないという訳ではなく、むしろ将来も安定していると予想できる企業であれば2、3倍かそれ以上になっている状態がほとんどですのでご注意ください。
PER10倍前後、業績○、商品性○など業績が良く更に『PBR1倍以下』であれば即買いという風に最後の決定打ぐらいで当分の間は構えておこうと思っています。
今回は、『PER』と『PBR』について書かせて頂きました。
僕は駆け出し投資家で絶賛勉強中の身ですので、深い情報は提供できていないかも知れませんが、少しでも同じ状況の方々の参考になっていれば幸いです。
第1回目〜第3回目までをまとめている記事もありますのでよかったら読んで見て下さい。↓
最後までお読み頂きありがとうございました。
カズ吉